謝罪(お詫び)の心理学

先日、買物に行った際、あるホームセンターで、店員がお客様に謝罪している光景に出くわした。

従って、本日は、謝罪時の(双方の)心理状況について ...つれづれなるままに書いてみることにする。(笑)

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クレーム対応においては、特に、解決策を持たないケース・決定権のない方の対応時では、 謝罪のみに終始することが多いように感じる。

そして、そのような場合、謝罪を繰り返しても、(相手に)なかなか許してもらえないことが多い。

『これで怒りがおさまってくれないかなぁ...(汗)』『これで解決しないかな...(汗)』等と、 願望を込めながら謝罪する...なんとか穏便に済ませたい...ごまかしたい...気持ちがある。

解決案・手段を持たない...従って提案もできず、ひたすら謝罪を繰り返す... 先の見えない怖さから...何度も何度も謝罪を繰り返す...

『すいません』
『すみません』
『申し訳ございません』
『ごめんなさい』...等と連呼する。

これでは、謝れば謝るほど“私共(会社・店側)が悪いのだ”とお客様(相手)に思わせることになってしまう。

『私は“不快な思い”や“損害”を受けたのに、それに対する回答が謝罪だけでは不公平だ。』等と お客様は感じてしまう。

すると、結果として“恨み(怨恨)”の感情が残る。

仮に、お客様の不注意での商品破損(不良)であったとしてもね。 そして、その“恨み”の矛先が会社(スタッフ等)に向けられてしまう。

法律や慣習、社会一般通念等に照らし合わせ下した判断であり、ある意味正当な判断だとしても、 “恨み”という感情や“不快感”が残ってしまうのはどうしようもない。 “罪を憎んで人(会社)を憎まず”であってほしいと切に願ってもね。

“恨み”...お客様の意識下では、会社(店)側の“罪”の一部にされてしまう。 すると、そこでは『“罪”に対する“報い”もしくは“罰”がない』等という不公平感が生じてしまうことにつながる。

そのような状況下では、当方(会社、店側)にもなんらかの言い分や理由等が一片でもある場合、 そして、それが事実にもとづくものであるならば、 “(落ち度のある)私共にも多少の言い分がある”等と主張した方がよい...とボクは思う。

その店(会社)側の言い分に多少なりとも説得力があれば、 お客様も“(少しは)認めよう”等という気持ちが生じることもあり、納得はいかなくとも、 (一部でも)しぶしぶ認めることで、お客様の不公平感(恨み)が薄らぐことにつながるからだ。

ただ、ひたすら謝罪を繰り返すだけでは、お客様(相手)にとっては、馬鹿にされている行為に映る。 さらには、『謝ればなんとかなる』と侮られている...等と受け止められることもある...

お客様より、当方(店・会社側)の不手際・不備を指摘され、それが的を得ている場合は、 素直に謝罪(お詫び)するのは当然だけどね。

謝罪時の心理状況について、とうとうと述べてきたが、結局は、状況毎、臨機応変に対応することに行き着く。

そのためには、お客様の心理状態を推し量ることが求められる。対応の引き出しを多く持ち、 状況に応じて使いこなせれば、なおよし...だろうね。



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Last-modified: 2008-07-27 (日) 00:21:45 (773d)